No.0004 ヨドコウ迎賓館(芦屋市)のお雛様タロットカードに例えたら【VI.恋人たち】


タロット読み師のアドリアーナです。

3月3日のひな祭りの日を前に、兵庫県芦屋市山手町の「ヨドコウ迎賓館」(旧山邑家住宅)の雛飾りを見学してきました。



この建物がどういうものかは下記サイトなどでご覧ください。(ついでに芦屋市エリアガイドも見ることができますよ)



タロット占い師としては、この建物の存在自体は「コイン9」ですね。あらゆる叡智の結集、そしてライダー版ではブドウ畑が描かれている(=ワイン)ように、ここはもともと「灘の生一本」の櫻正宗の八代目頭首の別邸として建てられています。設計者にアメリカのF.Lライトを採用している点も叡智の結集と言えるでしょう。


「阪神間モダニズム」の最高峰と言われている建物です。



2階の応接間




小窓が連なり、芦屋の六甲山系山際の夕日が綺麗に差し込むように作られています。冷暖房が極端に必要な「一面ガラス張り」のものよりも、こういうアナログ的な窓は素敵だと思います。


重厚な建物3階部分に、山邑家の『雛人形』と『花見人形』が飾られています。撮影は不可なのでこのブログに載せることはできませんが、こんな一体一体が大きなお人形は他には無いように思います。お衣装や、小道具も素晴らしく、芸術です。

ヨドコウ迎賓館「2023年 雛人形展」芦屋市

近代建築の巨匠として知られるアメリカの建築家フランク・ロイド・ライトが設計した『ヨドコウ迎賓館』(芦屋市山手町)で2月11日、「2023年雛人形展」が始まります。今年の同イベントはオンラインによる日時指定予約・定員制が導入されており、受付は2月1日から。毎年恒例の同展では、灘の酒造家八代目・山邑(やまむら)太左衛門が長女の誕生を祝って京都の老舗「丸平大木人形店」に依頼し、明治33(1900)~34(1901)年の2年間をかけて納められた全33体を展示。7体の雛人形を中心とした壇飾り雛一式をはじめ、同展では国内外の多くの博覧会に出展し数々の受賞歴を誇り、皇族・華族にも数多く納められてきた丸平大木人形店の円熟した作品を鑑賞できます。日本では旧帝国ホテルの設計者として知られているアメリカ人建築家フランク・ロイド・ライトが、山邑太左衛門の別邸として設計した同館。建築当初の姿をほぼ完全に残すライトの住宅建築は、日本にはこのヨドコウ迎賓館のみで、国の重要文化財にも指定されています。同館では「内裏様は座って45㎝、官女が37㎝と、他ではあまり見られない大きさとなっております。また、100年以上の歳月を経た今も、優雅な顔立ち、豪華な衣装、細部にこだわった調度品など、時代を超えた美しさをもつ人形です」と見どころを伝えています。

Kiss PRESS(キッスプレス) | Kiss FM KOBEが発信する地域情報サイト


お雛様は親王と親王妃の結婚を表しますが、現代の結婚のように主役2人が前にいるのではなく、全員の集結感がすごいですよね。三人官女、五人囃子、右大臣左大臣・・・たくさんの人にまもられた結婚。これぞ、タロットの「06.LOVERS 恋人達」にふさわしい気がします。一過性の出会いや気持ちではなく、ずっと続く縁。周囲や環境との繋がりが深くなる二人の人生。(6という数字は環境とのつながりも表します)


受付に可愛い千代紙のお雛様と、フキノトウが飾られていました。




4階は広い食堂ですが、続きで屋外テラスとなっており、芦屋〜神戸の眺めが一望できます。




ずっと冷たい空気に包まれていた芦屋も、この日はポカポカ陽気。これから桃の花や菜の花のカラフルな色の次には豪華で儚い桜がやってきます。


アドリアーナの芦屋の自宅がこの近所にあるので毎日のように横を通っているのですが、久しぶりにこちらのお雛様に会えました。たのしいひな祭りをお過ごしくださいね^^


ステラマリス・アドリアーナ

タロット読み師・タロットイラストレーター。タロットの歴史が深いフランスの港町マルセイユにてタロット占いに出会う。帰国後「東京・三軒茶屋カード占いアトリエ」「大阪・中之島タロット占いアトリエ」「アドリアーナの神戸・岡本スポット鑑定」「ステラマリス・タロット学院」を主宰。『運命の軌道を変えるタロット占い』を対面鑑定、占師育成、イラスト研究を通して実践。世田谷区と兵庫県芦屋市の2拠点生活。

アドリアーナの大好きな関西の情報をタロットカードに例えながら発信するブログです。タロット勉強中の方もぜひご参考になさってください。カードの意味を丸暗記するだけでは身につきません。