No.0004 ヨドコウ迎賓館(芦屋市)のお雛様タロットカードに例えたら【VI.恋人たち】
タロット読み師のアドリアーナです。
3月3日のひな祭りの日を前に、兵庫県芦屋市山手町の「ヨドコウ迎賓館」(旧山邑家住宅)の雛飾りを見学してきました。
この建物がどういうものかは下記サイトなどでご覧ください。(ついでに芦屋市エリアガイドも見ることができますよ)
タロット占い師としては、この建物の存在自体は「コイン9」ですね。あらゆる叡智の結集、そしてライダー版ではブドウ畑が描かれている(=ワイン)ように、ここはもともと「灘の生一本」の櫻正宗の八代目頭首の別邸として建てられています。設計者にアメリカのF.Lライトを採用している点も叡智の結集と言えるでしょう。
「阪神間モダニズム」の最高峰と言われている建物です。
2階の応接間
小窓が連なり、芦屋の六甲山系山際の夕日が綺麗に差し込むように作られています。冷暖房が極端に必要な「一面ガラス張り」のものよりも、こういうアナログ的な窓は素敵だと思います。
重厚な建物3階部分に、山邑家の『雛人形』と『花見人形』が飾られています。撮影は不可なのでこのブログに載せることはできませんが、こんな一体一体が大きなお人形は他には無いように思います。お衣装や、小道具も素晴らしく、芸術です。
お雛様は親王と親王妃の結婚を表しますが、現代の結婚のように主役2人が前にいるのではなく、全員の集結感がすごいですよね。三人官女、五人囃子、右大臣左大臣・・・たくさんの人にまもられた結婚。これぞ、タロットの「06.LOVERS 恋人達」にふさわしい気がします。一過性の出会いや気持ちではなく、ずっと続く縁。周囲や環境との繋がりが深くなる二人の人生。(6という数字は環境とのつながりも表します)
4階は広い食堂ですが、続きで屋外テラスとなっており、芦屋〜神戸の眺めが一望できます。
ずっと冷たい空気に包まれていた芦屋も、この日はポカポカ陽気。これから桃の花や菜の花のカラフルな色の次には豪華で儚い桜がやってきます。
アドリアーナの芦屋の自宅がこの近所にあるので毎日のように横を通っているのですが、久しぶりにこちらのお雛様に会えました。たのしいひな祭りをお過ごしくださいね^^
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